ブラッド・ピット主演の宗教映画。
日本では「ブラピ主演のホームドラマ」みたいなタレコミだったようだが、そんなのを真に受けて初デートに誘う男性がいたらどう責任を取る!と思った。口下手同士だったら映画の後が気まずいぞ~とも。それを想像するのも面白い。
が、ここでは批判的な意見の多いこの映画が「なぜ」面白いか、わたくしなりに述べてみようと思う。
この映画にストーリー性を求めても意味がない。そもそもストーリーなどないに等しい。この映画は「人に漠然としたイメージを浮かばせて揺さぶる」ような作品だろう。
そのために効果的に使われているのが、台詞というよりも、観念的で短い「言葉」である。
映画のところどころでそうした「言葉」が「神への問いかけ」や「家族への思い」として発せられる。これらが観念的で短いからこそ、「漠然とした」イメージが浮かび、続く壮大な映像や音楽によって「イメージが揺さぶられる」のである。具体的で論理的な言葉ではイメージを固めてしまうばかりで揺さぶるも何もない。
序盤では少ない「言葉」と少しの出来事の後、天地創造をイメージしたような映像・音楽が十五分以上ほど流れる(この間、ほぼ台詞なし!)。ここで、わたくしはすでにこの映画に魅了されていた。自分に合う・合わないはここら辺ではっきりするだろう。
この映画を良い!と感じるためには多くの障壁が立ちはだかっている。たとえば、ストーリー性への欲求、宗教への反発心などが挙げられるだろうが、まずは「言葉」、これと自分にどこかしら響き合うものがなければイメージも浮いてこないかと思う。
最後の場面をわたくしは、登場人物の神秘主義的状態だと解した。キリスト教でいえば、あれが天国のイメージなのかもしれない。
たとえゴロッとしたイメージが浮かんでゴロッとしたまま終わったとしても、それは揺りかごの楽しさだろう。批判的な意見を念頭に置いて言うが、それを不快だと感じる者が多くいても全く不思議はない。
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