もし、地球が滅亡するのなら、うつ病人はどのように振る舞うだろうか?
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』で有名なラース・フォン・トリアー監督の映画『メランコリア』は、この問いについて描いている。
内容を簡単に伝える。
惑星メランコリアの地球への衝突が近づくに連れて、健康な人間は狼狽し、うつ病人は元気になっていくのである。それどころか、惑星の衝突を待ち望んでいる。
うつ病に苦しんでいた監督のセラピストの発言がアイデアの元らしい。そのセラピスト曰く「うつ病の人々は先に悪いことが起こると予想し、強いプレッシャーの下では他の者よりも冷静に行動する傾向がある」。
本当かどうかは定かでない。
この話題を出したのは、新型コロナウイルスのパンデミックで世界が混乱に陥っているからだ。
今回のコロナ禍は、飛び降り王子の精神にも大きな影響を与えている。
ここまで影響を受けた社会的事件は今までにないのではないか、というくらいに。
おそらく、収束後の世界は価値観がそれまでと一変しているだろう。価値観の変化した世界を見てみたいという気持ちがまずある。
加えて、行動(今していること、今後するつもりのこと)にも変化が出てきた。
節約生活・体力作り・節酒(断酒まで真剣に考えている)・英語学習(ポケトークという翻訳機を購入した)・資格取得(詳しくはまたいつか)……etc.
これ、何を考えているかといえば、日本がどうなっても大丈夫なように未来に備えているのだ。これこそまさにメランコリアの衝突間近であるかのように行動している、または行動しようと思っている。
政府のコロナ対策の後手後手感、酷くはないだろうか?
まあ、本気で日本が近い内にどうかなるとは思っていないが、それでも王子の行動をここまで促すくらいの影響力がコロナにはあるのだ。
英語の学習が進めば、いずれ海外に移住してみたい。
……と思ったところで躊躇する。
精神疾患を抱え、飛び降りと長い引きこもり生活で足腰の筋肉が落ちた状態で海外生活なんて出来るのだろうか?
ハーフマラソンを完走出来るくらい回復したが、歩くのは人よりかなり遅い(ゆっくり走る筋肉と歩く筋肉は別物だと痛感している)、体力もなくて疲れやすいこの心身で。
精神科の薬は? 海外で速やかに医療にかかることは出来るのだろうか?
……などと要らぬ心配をしている今日この頃である。
しかし、年を取るに連れて自分の可能性が減っていくことが本当に怖い。
十八歳からの出会い厨の王子も、前職を退職してからマッチングアプリを利用しなくなってしまった。いい大人の三十六歳が現在、失業手当の生活では、アプリの女性は誰も相手にしてくれないだろう。
ピーターパン・シンドローム。
あるいはモラトリアム人間。
今回のコロナ禍は、もしかしたら王子の、いや、王子と同類の人間たちの未発達な部分を治癒させる劇薬なのかもしれない、と今、真夜中のナチュラルハイの中、一人夢想している。
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