歩くくらいの速度で走るというスロージョギングについての本。
自分は2017年3月辺りに、発売されたばかりのこの本を立ち読みして、「やってみよう!」と思って購入。
約二年走ってきた今、この本に抱く感想は「著者はおだてるのが上手い」というもの。Amazonのレビューの低評価に「ほとんど新興宗教」と辛辣な感想があって、ちょっと同感なところはある。でも、これは個人的には悪い意味ではないと思うので説明していきたい。
立ち読みしたところで覚えているのが、「ランニングが苦しいという人は、頑張って速く走りすぎていることが原因」という箇所。読んで「走るってそもそも苦しい速度で走るものだと思っていた!」と、考えを改めるに至った。結構な革命的発想だった。
で、初めは歩くくらいの速度で走ればいい、勝手に速度は上がっていく、なんて言われれば、そりゃ体力不足に困っている人間からしたら走ってみたくなるよ。この辺りがおだてるのが上手いというか、スロージョギングを広めた功績は大きい。この本読む前は、歩くくらいの速度で走るなんて恥ずかしい、という考えがあったけれども、何も恥ずかしくなくなった。
走るのが健康に良いのは明らかなんだから、とにかく、まず人を走る気にさせるのが先決。走る気にさせる本であることは、本書にかかれていることが正しい・正しくないに関わらず意味がある。とにかく、実際に走ることが大事。だから「新興宗教」呼ばわりされてもそう気にしなくて思う。
※ちなみに、勝手に速度が速くなっていく、というのは、自分が著者の理論に沿って上手に走れていないのかもしれないが、正直、自分はそこまで上がらなかった。本書の後半に書いてある坂道ダッシュ繰り返しのトレーニング等を行ったほうが圧倒的に速度は上がる(これが結構キツイ)。
他にも、走る気にさせることが沢山書かれている。
・時間がない人は朝10分だけ早起きして家の周りを走るだけでいい。20分以上運動しないと脂肪が燃えない、という説があるが、それは科学的根拠がない。
・「ヒトは、長距離を走るために進化した」という仮説があり、ヒトは誰でも走る才能がある。
・走ることそのものが、ランニングのための筋トレになる。だから筋トレは不要。
・走る前のストレッチは不要。スロージョギングは歩くことの延長でハードな運動ではないから。
・初心者の方であっても、スロージョギングから始めて3~6ヶ月経てば、フルマラソンにチャレンジすることをオススメ。本書が勧めるペースで1時間難なく走れるようになればフルマラソンを完走する体力はついている。
ここまで言われて、真に受ければ走るでしょう。
正しい・正しくないの前に、とにかく走らせる、という本書のスタンスが見えてくる(上に書いてあること、正しくないこと多々あると自分は思います)。タイトル通り、「走る前に」読むには最適かと思います。その後、走るようになったら、他のマラソン関連本を読むことをオススメします。本書とは違う考え方が沢山見えてきて視野が広がります。
最後に、肝心のスロージョギングの方法。
著者がyoutubeに動画上げており、見ると分かりやすいと思いますので貼り付けます。フォアフット着地(指の付け根辺りで着地する走法)が基本です。あと、動画にはないですが、「にこにこペース」という、「息を切らすことなく、笑顔を保っておしゃべりできる上限のスピード」で走ること。このペースについての測定方法は本書により詳しく書いてありますので是非。
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