性格は変わるものだなと感じる。
若い頃なら恥ずかしくてこんなエッセイを大っぴらに書けなかっただろう。
同窓会に行きたくない人が一定数いる。
来ない人たちはどういう気持ちなのかたまに考える。
飛び降り王子は基本行く派なのだが、躊躇する理由もある。
同窓会では「変わっていない」ことが正しい振る舞いとされる場合が多いのだ。
「お前変わってないなあ」
「お前こそ変わってないよ」
これがあたかも正義であるかのように称賛される。
変わっていないことを確認し合い、安心したいという気持ちは理解できる。
が、変わった今の姿の方を褒め合う方が理にかなっている。そう考える王子はひねくれ者なのかもしれない。
立場で変わる人もいる。
又聞きなのだが、作業療法士になり「先生」と呼ばれることで図に乗る人がいるんだそうだ。
また、大手の銀行に勤め始めて偉ぶるようになった友人もいる。
確かに立場に沿った振る舞いは存在するが、分相応でいて欲しいものである。
精神疾患で変わる人もいる。
王子がそうだ。
初めて精神科に通った時、すぐに「うつ病」だと診断された。見た目からして明らかに暗かったからだろう。
ところが、処方された薬を飲んだ翌日、生まれ変わったかのように元気になったのだ。
こんなに深く眠れたのは生まれて初めて!
昨日と世界がまるで違う!
超ハイテンション!
もっと早く精神科に行っていれば!
世間一般では、精神病患者は暗い、というイメージが強いのではないだろうか?
病院に行く前はそうでも、薬の影響で明るく振る舞える人は多い。
シャイな王子の場合、女性との会話では距離感が上手く掴めなかった。会話のちぐはぐさを自分でも理解できて辛い思いをしたものだ。
それが薬のおかげで、男友だちと喋るようにスムーズな会話ができるようになった!
ようやく人生を楽しめるんだ!
病院の通い始めはそんな期待で一杯の日々を送っていた。
事実、恋人も病院に通ってすぐにできた。
薬がなければ、今頃、魔法使いになっていたかもしれない。
そうした良い側面もあったが、もちろん、そんなに甘く人生が好転する訳もない。
精神科に通い始めたのは、飛び降りへの第一歩を踏み出したことでもあるのだ。
期待をぶちこわしにしたのはアルコールだろう。
うつ病になった一因もアルコールだったと思う。
病院に通う前、日本酒の一リットルパックを一晩で空ける日々を送っていた。
死にたくて、煙草を食べたこともあった。毎日のように地下鉄に飛び込もうと考えていた。
そんな状況を改善できたのに、禁止されているアルコールを平気で飲むようになり、再び悪化を繰り返すようになった。
緊張から逃れるためにどうしてもアルコール頼ってしまうのだ。
酒で失った人間関係も多いが、得た関係も多い。
いっそ悪いことしかなければ、と思うものの、アルコールはその性格を変えてくれない。
変わることを望むなら、自分の方が変わるしかない。
環境の方はなかなか変わってくれないものだ。
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