『むらさきのスカートの女』今村夏子著 感想
※ネタバレあり。 今村夏子の芥川賞受賞作。 むらさきのスカートの女とは、スカートの中の女だ。 スカートの中のようにその本性を見せることがない。 著者はどのような意味を込めて「スカート」と書いたのだろう? 「信頼できな…
感じたものについて綴っていきます。
小説の感想
※ネタバレあり。 今村夏子の芥川賞受賞作。 むらさきのスカートの女とは、スカートの中の女だ。 スカートの中のようにその本性を見せることがない。 著者はどのような意味を込めて「スカート」と書いたのだろう? 「信頼できな…
ある滑稽な飛び降り自殺未遂者の追憶
「おい、てめえ、ガン飛ばしてんじゃねえよ」 という不良おなじみの台詞がある。 日本では人と目を合わせることがあまり良いこととされていない。 視線が合ったら思わず逸らす人、多いでしょう? 外国人は公共の場で日本人と…
ある滑稽な飛び降り自殺未遂者の追憶
性格は変わるものだなと感じる。 若い頃なら恥ずかしくてこんなエッセイを大っぴらに書けなかっただろう。 同窓会に行きたくない人が一定数いる。 来ない人たちはどういう気持ちなのかたまに考える。 飛び降り王子は基本行く派な…
ある滑稽な飛び降り自殺未遂者の追憶
iPhoneでは家族のいる場所がGPSで把握できると聞いた。 既婚の友だちとキャバクラに行った時のことである。「奥さんに見られたら不味いんじゃないの?」「いやー、そうそう見ないでしょ」 確かに、旦那の動向を逐一チェック…
ある滑稽な飛び降り自殺未遂者の追憶
「恋人を作るのを諦めた」 そんな人の話をネットやリアルでも耳にする。 確か三十三歳くらいの時だっただろうか。 なぜか段ボールで部屋の窓を覆い、光を入らないようにしていて、部屋も浴室も汚い友人の部屋で何気なく尋ねてみた。…
小説の書き方本関連
これは隠れた名著だと思う。隠れた、というのは良さが分かりにくいから。 文章が冗長だったり、同じことを繰り返し述べていたり、くどく感じる人がいるかもしれない。 同じ著者の『工学的ストーリー創作入門』を読んでおいた方が良い…
映画の感想
カルトの帝王の異名を取るデイヴィッド・リンチの長編デビュー作。カルトの帝王はデビュー作からカルトの帝王だった。 恐ろしき馬鹿馬鹿しさ。 筋としては、単純である。 消しゴム頭の主人公の恋人に子どもができたという。が、そ…
映画の感想
個人的に中学生の時に観て、しばらく「人生で一番好きな映画」に挙げていた作品。 何が良いかといえば「あ、自分がずっと考えてたことが映画化されてる!」とビックリしたという訳。 Yahoo!映画から解説。 典型的なアメリ…
ある滑稽な飛び降り自殺未遂者の追憶
Twitterが面白い。 やっていると「承認欲求」という言葉をよく見かける。 「承認欲求満たしたいだけ」などのように悪い意味で使われる。 おそらくマズローの欲求五段階説の用語から来ているのに、使われ方がこうも悪い方…
小説の感想
※ネタバレあり。 第56回文藝賞受賞作。 タイトルの「かか」とは母のことである。 方言のような「かか語」という独特な文章で書かれているので、一般的には読みにくい。読者を選ぶ作品だろう。しかしながら、表現力は素晴らしいも…
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